ボンネットについた血の手形




実話体験談・・・第3話

旧犬鳴トンネルにまつわる有名な噂がいくつか有ります。

例えば、車に5人乗って行った一行が霊に襲われ、

後ろの真ん中に座っていた人が逃げ遅れて、

仲間が車に戻ってくると気が狂っていたという話。

例えば、トンネルの肝試しの翌朝、車にについた血の手形。

よく聞く使いまわしの怪談のようにも思えますが、

少なくとも、後の話は本当です。

これは友人が体験した話なんですが、私自身もその痕跡を見ています。



その日、友人達5人は深夜2時頃に旧犬鳴トンネルへ行きました。

よくいるタイプだと思いますが、メンバーの一人(運転手)は、

霊なんか、見たことも体験したこともなく、

霊の存在すら否定するような奴でした。

いよいよ旧トンネルに到着!!

トンネル中央で一旦車を止め、しばらく待っていたのですが、

何も起こらないので、その日はそのまま帰りました。

「ほ〜ら、やっぱり何も起こらんかったね〜」そんなことを言って

その日は解散してそのまま寝ることにしたそうです。

翌朝、友人から、私の自宅へ電話がありました。

「Aの様子がちょっと変なんや、ちょっと一緒に来てくれんか?」

昨夜の事を聞いた私はその友人と、様子がおかしいという友人宅へ向かいました。

そいつの家に到着して、一体どうしたのか問うと、そいつは真っ青な顔をして言いました。

「・・・車に血の手形がついてるよ・・・・」

まさか(笑)。見間違いじゃないのか、ちょっと芝居がかりすぎだよ。

にわかには信じられませんでしたが、そいつにその車を見せられ・・・

・・・・・・背筋がゾッとしました・・・・・

車のいたるところに何十カ所と血のついた手形がついているんです。

しかも、その何カ所かは手形と同じ形にくぼんでいたんですから。

・・・その後、その車は言うまでもなく廃車したそうです。




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